Maurie Plant Meet Melbourne

昨晩、仕事の帰りにアルバートパーク(Albert Park)にあるLakeside Studiumで行われた陸上競技大会Maurie Plant Meet Melbourne - World Athletics Continental Tour Gold Meetを観戦してきました。World Athletics(世界陸連などと呼ばれている)のWorld Athletics Continental Tourの1つに数えられています。

この大会を知ったのは、今週月曜日に放送されたABCのBreakfastでした。ゲストとして、東京オリンピック100m銀メダリストのフレッド・カーリー(Fred Kerley)選手が出演し、この大会に出場することを知りました。そして、よくよく確認してみると、日本からも多くの選手が出場することがわかりました。列挙します。

世界クロスカントリー選手権大会が2月18日(土)にオーストラリアで行われることは知っていたのですが、その場所がお隣ニューサウスウェールズ州のバサースト(Bathurst)ということで、さすがに観戦は断念しました(苦笑)。その流れもあってでしょう、田中希実選手、川口選手、吉村選手、澤田選手、そして長谷川選手がこの大会にエントリーしていました。ラッキーでした。

なお、この大会を紹介するページのイメージ画像には、田中希実選手が真ん中にいます!

www.athletics.com.au

いつものようにTicketekというアプリ(ウェブサイト)を使って、30ドルでチケットを購入しました。陸上競技のすべての種目を観戦できるわけではありませんが、世界のトップ選手を間近に、しかもコンパクトなスケジュールで見られ、お得感があります。

競技は、女子ハンマー投げから始まりました。トラックは地元の高校生による女子4*100mリレー、男子4*400mリレーが組み込まれるなど、Internationalの大会でありながら、地元とのつながりがあり、子どもたちがトップアスリートを身近に感じられるよい取り組みだなと思いました。

日本選手では、3000mで田中希実選手が、走り高跳びで高橋選手が、やり投げで長選手がそれぞれ3位となりましたが、今回私が注目したのは、100mハードルの田中佑美選手です。結果は2着でフィニッシュ。タイムは13秒24で、自己ベストの13秒12まで0秒12という好タイムでした。ハードリングもスムーズで、とても良いレースでした(偉そうでごめんなさい)。走り高跳びの高橋選手も自己ベストの1m84cmまであと一歩の、1m80cmでした。ただ、今回フィニッシュライン近くで観戦していたため、走り高跳びのようすは遠くではっきりとは見えませんでした。惜しかった!

女子3000mのレースのようす

ブログの本文で、World Athleticsのウェブサイトに掲載されている個人の記録を参照しています。そこには、世界ランク(World rankings)、自己記録(Personal Bests)、シーズン記録(Seasons Bests)、競技結果(Results)、これまでの歩み(Progresion)、表彰(Honours)が示されています。田中選手の競技結果を見ると、

と転戦しています。他の選手も今年に入ってからすでに複数の大会に参加している人が少なくありません。日本ではトラック競技のシーズンはまだ始まっていませんが、こうやって一年を通して大会に出ながら、実力を高めているんだなぁと関心しました。テニス選手にも同じことを感じました。もちろん、その間の練習は欠かせないでしょう。大会の結果からだけでは実感できない、選手のみなさんの現実を目の当たりにした大会でした。

追記 入場前に、競技場に隣接するウォームアップエリアを通ったところ、田中佑美選手がストレッチをしていました。また、その少し後に、田中希実選手がエリアに入っていくところも見かけました。競技前だったので、声をかけることはできませんでしたが、こうやって選手を身近に感じられるのっていいですね。