全豪オープン11日目に行ってきました

1月26日は、オーストラリアデー(Australia Day)で祝日です。この祝日は、オーストラリアにとって議論のある日のため、あらためて別の記事として取り上げます。

前回22日(日)以降、車いす部門も始まり、ジュニア部門の選手たちも勝ち進んでいました。そこで、今日の予定は、

  • 第1試合 車いす部門男子シングルス 小田凱人選手 - Gustavo Fernandez選手
  • 第2試合 車いす部門女子シングルス Diede De Groot選手 - 田中愛美選手
  • 第3試合 ジュニア部門女子ダブルス Roisin Gilheany選手、Stefani Webb選手 - 木下選手、齋藤選手
  • 第4試合 ジュニア部門女子ダブルス Rebecca Munk Mortensen選手、Kristina Sidorova選手 - 石井さやか選手、小池愛菜選手

を計画しました。

第1試合、第3シードの小田選手は、第2シードのFernandez選手との準決勝でした。第1セットを危なげなく先取しましたが、第2セットは奪い返されました。さすがにランクが上位の選手です。しかし、第3セットまで気合の入ったすばらしいプレイを続けた小田選手が7-5で接戦を制し、見事、決勝に進出しました。

第2試合も同じく準決勝です。田中選手の相手は世界ランク1位、第1シードのDe Groot選手です。残念ながら、0-6、0-6のストレート負けでした。田中選手は相手の嫌なところをつこうとするのですが、それを上回る技術とパワーで圧倒されたというのが正直なところでしょうか。

第3試合は、日曜日の初戦を応援したペアの準々決勝で、最も楽しみにしていた試合です。私は見られませんでしたが、2回戦をストレート勝ちしコマを進めていました。相手は、齋藤選手がシングルス初戦で対戦したWebb選手がいます。第1セット第1ゲームをいきなりブレイクされると、第3ゲームもブレイクされました。第4ゲームをブレイクバックするも、次の第5ゲームをブレイクバックされるなど、なかなか波にのることができないようすでした。第1セットは2-6で落としましたが、第2セットは違いました。相手の第2ゲームをブレイクすると、自分たちのゲームはしっかりキープし、第8ゲームも再びブレイクして、6-2で取り返します。つづく第3セットのスーパータイブレイクでもこのままの勢いでと思ったのですが、一進一退でした。一時、9-5まで行き、あと1ポイントというところで足踏みし、9-8まで追い上げられます。しかし最後は自分たちのゲームをキープして、10-8で準決勝に進みました。齋藤選手のストロークも力強く、木下選手の技術もすばらしく、勝手なことを言いますが、一試合ごとに成長しているのだろうなという感想を持ちました。

つづく第4試合は、同じくジュニアの部女子ダブルスの準々決勝です。第1セットは1ゲームをブレイクされましたが、冷静に対応して6-4で取りました。このまま行けるかなと思いましたが、たびたびミスが出てしまい、4-6で第2セットを落としてしまいます。石井選手はこの試合の前に、シングルス3回戦を戦った後でしたので、疲れがあったのかもしれません。途中、メディカルタイムアウトをとり、左足太ももにテーピングをしてもらっていました。万全ではないのですね。それでも第3セットのスーパータイブレイクは、序盤こそ相手ペアのペースでしたが、10-7で制しました。

とここまでで、さらに会場に足を運ばなければならない理由ができてしまいました(苦笑)。ところが、公式ホームページで試合スケジュールを確認すると、なんと、ジュニア部門の女子ダブルスの準決勝が設定されているではありませんか。そこで、予定の追加です。

  • 第5試合 ジュニア部門女子ダブルス 木下選手、齋藤選手 - Mirra Andreeva選手、Alina Korneeva選手
  • 第6試合 ジュニア部門女子ダブルス Renata Jamrichova選手、Fedelica Urgesi選手 - 石井選手、小池選手

今ひとつ、時間を覚えていないのですが、第5試合は19時前後からであったと思います。相手ペアは、第2シードに指定されていましたが、前の試合の勢いがつづいたのでしょうか、第1セットを6-3で取ります。第2セットはお互いにブレイクしたり、ブレイクバックしたりと接戦となりましたが、木下・齋藤ペアが第11ゲームを再びブレイクして、次の第12ゲームをキープ、7-5で決勝にコマを進めました。データを確認すると、第2セットで10回以上のラリーがつづいたゲームが10回ありました。最長は17回が二度でした。もちろん、相手にとられたポイントもありましたが、木下・齋藤ペアの粘りが光りました。試合後に少しだけお会いでき、翌日の決勝へのエールを送りました。

引き続き、同じコートで、石井・小池ペアの試合が行われました。第1セット、相手のサービスである第2ゲームをブレイクして幸先のよいスタートだったのですが、徐々に相手の勢いのあるボールが決まり出します。6-6のタイブレイクにもつれこんだ第1セットは、惜しくも5-7で落としてしまいます。第2セットも、第8ゲームまでにお互いに二度、ブレイクとブレイクバックを繰り返したのですが、4-6でゲームセットとなりました。お二人が決勝に進めば日本のチーム同士の試合になったので、それも楽しみでしたが、残念です。気になるのは、石井選手の足の具合です。翌日にシングルスの準々決勝が控えています。気持ちを切り替えて、体調を整えて臨んでもらいたいです。

ジュニア部門女子ダブルス準決勝 石井・小池ペアの試合のようす

6試合に及ぶ観戦が終わって帰宅したのは、23時を回っていました。記事は「今日」と書いていますが、そのつもりになって30日に書きました。