W杯 残すところあと2試合

昨日、本日と行われた準決勝の結果、アルゼンチンとフランスが18日(日)に行われる決勝に進みました。3位決定戦はクロアチア対モロッコとなり、カタールW杯もこれら2試合を残すのみとなりました。

日本はベスト8進出をかけた試合でクロアチアと対戦、惜しくもPK戦で敗退しました。「惜しくも」と書きましたが、実際はクロアチアペースでしたね。前半を1-0で終えた日本でしたが、後半に1-1に追いつかれると、徐々に日本はクロアチアに試合のイニシアチブを握られていきました。クロアチアが一枚も二枚も上手のように感じました。結果は残念でしたが、この経験はさらなるステップアップに繫がることを予感させます。これからの日本代表に期待です。

1つ、ぜひ付け加えておきたいのは、前田選手の活躍です。前線から守備に奔走し、日本のペースを作り出したのはさすがでした。1試合60回以上のスプリントは、誰にも真似できません。クロアチア戦でゴールできて、本当によかったです。

日本を破ったクロアチアは、ブラジル戦でも試合巧者ぶりを発揮しました。まさかブラジルが負けるとは思いませんでしたが、モドリッチ選手をはじめ、選手全員がタフに走り回り、守備に貢献していました。そのクロアチアも、準決勝ではアルゼンチンの前に力尽きました。日本戦、ブラジル戦と、2試合続けての延長戦、PK戦でしたから、文字どおり、力付きたのだと思います。アルゼンチンのメッシ選手、さすがです。2点目のアシストは本当にすばらしかったです!

一方のトーナメントを勝ち上がってきたフランスは、守備の堅さに脱帽です。今年のイングランドは若手選手も活躍して、とても強いなと思っていたのですが、ケーン選手のPK1点のみでした。イングランド、本当にいいチームだなと思っていたので残念です。

準決勝のモロッコ戦もよい試合でした。が、最後の最後で体を張ってゴールを防ぐフランス陣の集中力はすごかったです。今回のフランス、W杯前からエムバペ選手が注目されていましたが、大会に入ってからのFWジルー選手の活躍は目を見張るものがあります。そのような中、私の中のMVPは、グリーズマン選手です。中盤での攻撃の組み立てはもちろん、守備での貢献もとても大きいと感じます。モロッコ線での1点目につながった縦パスへの反応は「そこか!」という体の使い方でした。一方、守備ではボックスに入ってクリアする姿を何度も見かけました。決勝での活躍が楽しみです。

17日(土)の3位決定戦、18日(日)の決勝戦は、いずれもオーストラリア時間午前2時からです。今年最後のつらい週末がもうすぐ始まります!