ビクトリア州の洪水

ここ数日、ニュース番組のトップはビクトリア州北部、ニューサウスウェールズ州南部、およびタスマニア州で起きている洪水被害です。先週の大雨により、いくつもの河川が増水し、洪水が起きているとのことです。被害に会われたみなさんにはお見舞い申し上げます。

さて、日本で洪水というと、バケツを引っくり返したような大雨が降り、川が危険水位に達したなどと報道され、合わせて茶色に濁った水が濁流となって川を下っていく映像とともに紹介されるという光景を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ところが、ニュースを見ているかぎり、こちらでは「濁流」というイメージと洪水が結びつきません。土地に勾配がないからでしょうか、川はゆったりと流れているため、洪水は川岸から水が徐々にあふれ、町に浸水するという感じです。もちろん、それでもなお大変な被害をもたらしていますが、日本の洪水や洪水被害とはだいぶ異なる様相を呈しています。

他方、メルボルンの中心を流れるヤラ川は、川の流れは幾分速くなっているようにも思いますが、比較的落ち着いています。詳細には確認していませんが、ビクトリア州北部の最も大きな川であり、いくつもの支流をもつマレー川はメルボルンには流れず、西に向かって流れ、合流し、南オーストラリア州から海に注ぐのだそうです。

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まだまだ土地勘がないので、いろいろな気付きがあります。

今週末も大雨になるとのことで、警戒が呼びかけられています。大きな被害にならないことを祈ります。